仕事の引き継ぎの話

最近の私の主な担当業務といえば、専ら業務マニュアル作成です。

来月末に退職するので元々持っていた人事系・経理系の仕事はもう大方次の担当さんへの引き継ぎが終わっていて、結構時間を持て余してたりします。

そういう事情でなかなか贅沢に時間を使える環境なので、マニュアル一つ一つに要らんこだわりで時間を掛けて作っちゃう。ついつい(*`・ω・)

「ここの矢印の角度微妙だな〜、もうちょっと右に傾けよう」とか「ワンポイントの吹き出し、何色で塗りつぶそうかな」とか。とっても忙しくて手が回らない人が聞いたらバチコーン!とシバかれそうなのんびり作業をさせて頂いているここ2週間です。

忙しいよりも暇でやることがない方がむしろ苦痛に感じてしまうので、仕事を引き継いでくれた子たちのお手伝いでもしたいなと思うけど、手を貸しちゃったらその子の経験機会を奪うことになってしまうのですよね。だからたとえ繁忙期で忙しそうだなと思ってもそっと見守っています。

 

仕事って、良くないと分かっていてもすぐ人に付いてしまいますよね。環境的に同じ作業を複数人で分担してできるくらい人数がいる会社なら良いけれども、少しでも人件費を削ろうと努力している中小企業なんかはそうもいかない。

うちの会社はそうならないように贔屓目なしにしてもすごく努力している方で、特に女性事務員さんは2〜3年に1度は必ず担当業務をスライドさせて、その仕事をなるべく沢山の人が経験するような仕組みになっています。

そんなわけで入退社がなくても引き継ぎがわりと頻繁にある会社なんですが、人づてで伝わっていくことって少しず〜つ少しず〜つ内容が変わってしまいますよね。噂が広まれば広まるほど、話に尾ひれがついてしまうのと同じ具合に。

Aさん→Bさんに引き継ぎ、Bさん→Cさんに引き継ぎ、Cさん→Dさんに引き継がれたとして、AさんとDさんは全く同じやり方で同じ内容の仕事ができているのか?という。

どう考えても無理ですね。だって人間だもの。

これが「だったら完全にプログラムされたAIに任せたらいいじゃん!」という方向に話が進んだら人間のピンチですね。色んな仕事がAIに奪われて人間がすることがなくなっちゃう。まあ、完璧と思ってしまいがちな機械やAIだって水ぶっかけられたら故障するしエラーを吐くこともあるから、その辺のメンテナンスはこれからもずっと人間の仕事としてあり続けそうですが(*´ー`*)

 

私が今しこしこと作っているマニュアルは、それぞれが前任者の作った資料をもらって仕事を引き継いでいるからやり方とか認識に相違があるよね、ってお話になったことをきっかけに作り始めたものなので、少しでも役に立ってくれたら嬉しいなあ。

そんなこんなで、明日も仕事頑張りましょう。

いつもお疲れ様です、お休みなさい☆.*˚